備前 - バルセロナ

薪窯の焚き口から立ち上る炎。

千年の伝統は、移植するものではなく、分かち合うもの。

Magaliにとって備前は遠い参照先ではありません。現地でTaiga Moriのもとで働き、薪窯の窯焚きを最初から最後まで経験し、伝統を内側から生きました。その絆がいま、日本とCan Brullを結んでいます。

備前とは

岡山県の備前は、千年を超える陶芸の伝統を受け継ぐ土地です。備前焼は釉薬をかけず、長い薪窯焼成の中で、灰、炎、土、そして置き場所によって一つひとつの表情が生まれます。森家をはじめとする六つの窯元の家系が、その伝統を守り続けてきました。

瓦屋根の家々が並び、背後に木々に覆われた丘が見える備前の通り。

つながりの始まり

2019年、Magaliは日本の伝統的なやきものづくりを学ぶために初めて備前を訪れました。数年後にTaiga Moriと出会い、弟子として迎えられ、薪窯と備前焼の伝統についての知識を授かりました。窯焚きの繰り返し、火を焚き続ける長い時間、工房での仕事、そして森家と囲んだ食卓の中から、Can Brullに窯を築くという構想が生まれました。

備前の薪窯の前に立つTaiga Mori。

備前からCan Brullへ

鯨窯の構想は、日本での長い窯焚きの日々の中で生まれました。備前の知識の一部を受け継ぎ、研究と教育とコミュニティの新しい場となるカタルーニャの窯。Taigaが設計を導き、Magaliがプロジェクトを推し進め、Frank Richterと国際チームが築窯を可能にしました。複製ではなく、生きた窯です。

Can Brullで共に作業するTaiga MoriとMagali Kivatinetz。

日本での体験

MK Pottery Studioは備前でプログラムを開き、参加者は伝統を生きることで学びます。工房での仕事、薪窯焼成、地元の陶芸家との交流、窯を囲む暮らし。知識は双方向に行き来します。Can Brullでの窯焚きとワークショップ、そして伝統が生まれた土地へと向かう逆向きの旅。日程と形式は、各プログラムが確定しだいカレンダーで公開します。

備前の薪窯のそばに集うMK Pottery Studioの参加者たち。
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